白ワインをおいしく飲む方法 ポイントは温度・酸化・ワイングラス
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ちょっと奮発して買った高級なワインや、はじめてちゃんと情報を調べてじっくり選んだワインは、あける瞬間が楽しみで仕方ないほど期待してしまうもの。そんな思い入れのあるワイン、せっかくならできる限りおいしい状態で飲みたいですよね。
ここでは、難しい技術や知識がなくても実行できて、でも初心者のうちは見落としがちな白ワインをおいしく飲むためのポイントをいくつかご紹介します。
開栓前には適温まで冷やしておく
買ってきた白ワインはすぐに開けたりせず、冷蔵庫や氷を浮かべた水(ワインクーラー)などでしっかり冷やしましょう。白ワインは基本的に酸味が味わいの中心になっていますので、温度が高くなると締まりのないぼんやりとした味になってしまいます。
しかし、だからといって冷やしすぎるのも、味や香りが必要以上に感じ取りにくくなるのでいけません。一般的には、下記の温度が適温とされています。
- すっきり系や甘口の白ワインは7~9度前後
- コクありや辛口の白ワインは10~12度前後
安価なものでも良いので温度計を用意して確認するのが確実ですが、なければ「冷蔵庫で2~3時間おくと7度前後、1~2時間おくと10度前後」というのを一つの目安として、あとは飲みながら微調整してみましょう。
ワインの特徴にあったワイングラスを使用する
ワインはできるだけワイングラス、それもそのワインの特徴に合ったタイプのワイングラスで飲んでください。
ワイングラスは、その名のとおりワインをおいしく飲むことに特化したグラスです。その効果は非常に大きく、ワイングラスを使ったかどうかでまるで違うワインかと思うほど味や香りが変わります。
そんなに高価なものを使う必要はありませんので、普段飲むカジュアルなワイン一本分くらいの価格のものをぜひ一度試してみてください。
ちなみに、さらにこだわるのであればワインの特徴に合わせたグラスを選ぶべきですが、最初はどのワインにもある程度合わせられる「万能型」と呼ばれるタイプがひとつあれば大丈夫です。
- ワイングラスについて詳しく知りたい方はこちら
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飲んでいる間は再栓をして温度もキープ
開栓後、ワインを飲んでいる間はコルクを戻したり再栓用の道具(ワインストッパー)でボトルを密閉し直し、できるだけ冷やして温度を低く保つようにしましょう。
ワインは酸化する事で味わいが変化するお酒です。適度な酸化であれば、香りが立ったり味わいがまろやかになったりと良い影響がありますが、それが進みすぎると嫌な酸味が出たりバランスが崩れるなどの劣化に繋がってしまいます。
特に酸化を抑制してくれるタンニンの含有量が少ない白ワインの場合、ボトルの口をあけたまま放置しておくと、飲み終わる頃にはすっかり味が落ちてしまっているなんてことにもなりかねません。
また、ゆっくり飲んでいるとボトルに残ったワインの温度が上がってしまうという問題もあります。大人数で飲むのでない限り、傾けてもこぼれない程度に再栓し、ワインクーラーや冷蔵庫で冷やしながら飲みましょう。
あまり時間をおかずに飲みきる
一度開栓したワインは、たとえしっかり再栓したとしても酸化が進むのは避けられません。
過度に酸化が進むと味わいのバランスが崩れてしまったり酸味がきつくなったりと劣化していってしまいます。
また、ワインの香り成分は揮発しやすいので、時間をおくごとに香りが飛んでしまうという問題もあります。
赤ワインよりも酸化しやすい白ワインの場合、おいしく飲める目安は早飲み系であれば冷蔵庫保存で1~2日、コクありタイプでも3~4日です。もしも飲みきるまでにそれ以上かかりそうなのであれば、ボトルの空気を抜いたり窒素ガスを吹き込むようなワインを保存するツールを使用したほうがよいでしょう。