場面に合ったワインの選び方

冬におすすめのワイン じっくり味わえる赤ワインからホットワインまで

ホットワインと松ぼっくり
記事の目次

じっくり味わえる濃厚ワイン

比較的ゆっくりとしたスピードで飲む余裕のある冬には、ぜひ味わい深い濃厚なタイプのワインを試してみてください。

コクありタイプのワインは、口の中で変化していく味わいや香りの余韻などを楽しむために、ひと口ずつゆっくりと楽しむのが理想です。

しかし、暑い夏には喉の渇きからつい勢いよく飲んでしまいがちで、魅力を十分に味わいきれないことが少なくありません。

また、コクありタイプのワインは一般的にやや高めの温度(10~18度前後)の方が、しっかり冷やしたときよりもおいしく感じやすくなっています。

気温が低くなり、冷やしすぎずにじっくり味わう余裕のある冬こそ、濃厚でコクのあるワインを楽しむ絶好のチャンスといえるのです。

おすすめワイン

ちょっとリッチなおすすめワイン

じんわり染みるホットワイン(グリューワイン)

日本ではまだあまり馴染みがないかもしれませんが、冬のワインといえばやはりはずせないのがホットワイン(グリューワイン)です。

これはワイン(主に赤ワイン)を小鍋で温め、スパイスやハーブ、砂糖、はちみつなどで味付けをしたもので、ワインの種類というよりカクテルの一種のような扱いになっています。

細かい作り方やレシピは地域によって微妙に異なりますが、大きく分けると

  • 沸騰しない程度にしっかり加熱し、アルコールを飛ばすようにして煮込むソフトドリンクやスープに近いタイプ
  • 香りや味があまり変わらない程度に短時間でぬるめに仕上げる、ワインの特徴が強く残るタイプ

の2種類に分類されるようです。

前者はアルコール度数がかなり低くなり、もとのワインの味や香りよりもスパイスなどの特徴のほうが強く出ます。
後者はまだかなりワインらしい味わいですが、どちらにしても高品質なワインよりも安価で飲みやすい銘柄を使用したほうがよいでしょう。近年では、すでに味がついていて温めるだけで楽しめる製品も販売されています。

今年の冬は、お腹から体を温めてくれるホットワインにチャレンジしてみませんか。

おすすめワイン

ちょっとリッチなおすすめワイン

脂肪分と相性の良い辛口スパークリング

ちょっと意外かもしれませんが、食事の脂肪分をすっきり洗い流してくれる辛口のスパークリングワインも、冬の食事に良く合うワインの一つです。

気温が下がって旬の食材にも脂がしっかりと乗る冬は、脂肪分の多いこってりとした料理がおいしい季節。

そして、そんな食事と相性がよいワインタイプの一つが辛口スパークリングワインです。

「辛口」とは、一般的に甘さを感じないレベルに糖分量の少ない、ドライな味わいのワインを指します。強くきめの細かい炭酸や比較的しっかりとした酸味が特徴で、脂肪分が残る口内をさっぱりと洗い流してくれるため、脂っこい料理と組み合わせるのに最適です。

また、暖房の影響などで乾燥しがちな喉を潤すのには、温かい飲み物や甘口のワインよりも向いているといえるでしょう。スパークリングワインというとなんとなく夏のイメージが強いのですが、実は冬でも活躍できる場面の多いタイプのワインなのです。

おすすめワイン

ちょっとリッチなおすすめワイン

ちびちび楽しむ酒精強化(フォーティファイド)ワイン

屋内でゆっくりと過ごすことの多い冬の夜には、酒精強化ワイン(フォーティファイドワイン)にチャレンジしてみるのはいかがでしょうか。

発酵中や熟成中にアルコール度数70%以上の蒸留酒を加えて造る酒精強化ワインは、普通のワインよりも強いアルコールや独特の風味が特徴の、ちょっと変わったワインです。そのため一度にたくさん飲むのではなく、ちびちびと少しずつなめるように楽しむのに向いており、食事中よりも食前酒、もしくは食後酒として飲まれることが多くなっています。

はじめはその変わった味わいに驚くかもしれませんが、慣れてくるとついついずっとなめてしまうような不思議なおいしさを持っています。

活動的にすごすよりも、暖かい部屋の中でゆっくりとすごす時間が長くなりがちな冬の夜。家族との団欒や読書のお供としてちびちび飲める酒精強化ワインは、リラックスした時間を演出してくれるはずです。

おすすめワイン

体温を温存して楽しめる甘口ワイン

体を冷やしたくない冬におすすめしたいのが、少量で満足できる甘口ワインです。

甘口ワインとは、何らかの方法で通常よりも甘い状態にしたブドウ果汁を使って造るワインで、アルコール発酵で消費し切れなかった糖分が残って甘く感じるようになります。

どれくらいの糖分が残っているかで甘さも大きく変わりますが、極端なものになるとグラスで飲むには甘すぎるため、専用のスプーンでひと口ずつ「なめる」のが正しい楽しみ方とされるほど。

ホットワインを除けば、どんなワインでも体温より高い温度で飲むことはないため、たくさん飲むとどうしても体を冷やしてしまいます。しかし、ごく少量で満足できる甘口ワインならばそんな心配は無用です。

しかも、吸収しやすくエネルギーとして利用しやすい糖分の比率が高い、利尿作用などがあるため体を冷やす作用のあるアルコールが比較的少ないなど、短期的に体温を保つ作用も高め。

冬に食後酒として楽しむのに最適なタイプだと言えるでしょう。

ただし、比較的糖分量の少ないタイプの場合は、一般的なワインと同じような量・ペースで飲める上に、基本的に冷蔵庫などでしっかり冷やさねばおいしく飲めないため、逆に体を冷やしてしまう恐れがあります。

体を冷やさないことを目的として甘口を選ぶのであれば、「貴腐ワイン」「アイスワイン」など、甘味の非常に強いタイプのものにしましょう。

  • おすすめワイン
  • ・クラッハー ノーブルリザーブ トロッケンベーレンアウスレーゼ(Kracher Noble Reserve Trockenbeeren Auslese)
  • ちょっとリッチなおすすめワイン
  • ・アイスハウス ノーザンアイス・シグネチャー カベルネソーヴィニヨン(Ice House Northern Ice Signature Cabernet Sauvignon)
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