おすすめのスクリューキャップのワインは?
記事の目次
スクリューキャップのワインを選ぶときの注意点
スクリューキャップボトルの品質はいまやコルク式と変わらないくらい向上していますが、それでも購入の際に気をつけねばいけないポイントがいくつかあります。
- まずはスクリューキャップのワインについて詳しく知りたいという方はこちら
- 関連記事:スクリューキャップのワインってどうなの?
いたずらでゆるめられていないか
ワインに限ったことではありませんが、スクリューキャップの製品を店頭で購入する場合には、いたずらで緩められていたりしないかを確認しましょう。
ワインの場合は特に、わずかな緩みでも酸化が進んで大きく劣化してしまいます。
専門店などならともかく、子供の多いコンビニなどでは念のため注意が必要です。
キャップにさびなどはないか>
ほこりなどのちょっとした汚れは問題ありませんが、金属部分にサビが発生していないかは確認しましょう。
スクリューキャップはコルクと違い、保管してあった環境によってはサビる可能性があります。
万が一サビが中まで侵食していた場合、ワインに嫌なにおいや味が移ってしまっているかもしれません。
また、キャップの劣化による酸素の流入の恐れもあります。
長期間保存する可能性はないか
飲み終わりまでの予定が立たない状態での大量購入など、長期間保管しておく可能性の高い状況なら、スクリューキャップのワインは避けたほうが無難です。
しっかり密栓してあればコルクよりも気密性が高くなるとはいえ、基本的にスクリューキャップ式のボトルは長期熟成を想定した作りにはなっていません。
また、いまのところスクリューキャップボトルで販売されている製品のほとんどは、熟成の必要のない早飲み系のワインです。
いつか気が向いたときに飲むためのストックなどの用途で購入する場合は、コルク栓のワインのほうがよいでしょう。
おすすめのスクリューキャップボトルのワイン
カジュアルで飲みやすいお手頃価格のワイン
スクリューキャップ式のボトルといえば、やはり購入しやすいお手頃価格のワインがおすすめです。
近年では品質も向上しており、安価なワインだからといって侮れないものも増えてきています。
フレッシュな飲み応えや豊かな果実味を楽しめるカジュアルワインが好きなら、あえてスクリューキャップ式のボトルから選んでもいいくらいです。特に、カリフォルニアやニュージーランドなどの比較的温暖な地域のものがおすすめですよ。
- おすすめワイン
- ・バランス カベルネ・ソーヴィニヨン メルロー(Balance Cabernet Sauvignon Merlot)
- ・コノスル ヴァラエタル シャルドネ(Cono Sur Varietal Chardonnay)
- ・コノスル ヴァラエタル カベルネ・ソーヴィニヨン(Cono Sur Varietal Cabernet Sauvignon)
スクリューキャップだけど高品質
高品質・高級なワインでも、スクリューキャップを採用している製品があります。
技術の進歩により高い気密性を持つようになったスクリューキャップは、かつての安っぽいイメージが払拭されてきたこともあり、次第にその割合を増やしてきています。
特に、あまり長期間の熟成を必要としないフレッシュなタイプのワインに関しては、今までよりも質の高い銘柄でもスクリューキャップを採用するケースが多くなっているようです。
酸化が進むと劣化してしまう可能性が高い早飲み系のワインの場合、コルクよりも酸素の流入を遮断し、再栓も簡単なスクリューキャップのほうが適しているといえるでしょう。
フランスやイタリアなどのヨーロッパ産もありますが、どちらかというとカリフォルニアやチリなど、いわゆる「新世界」のワインのほうが種類も豊富で選びやすいはずです。
- おすすめワイン
- ・ルナヴィンヤーズ ルナティック ホワイト ワイン・セット・ユアセルフ・フリー(Luna Vineyards Lunatic White Wine Set Yourself Free)
- ちょっとリッチなおすすめワイン
- ・ジャム・セラーズ ジャム カベルネ・ソーヴィニヨン(Jam Cellars JaM Cabernet Sauvignon)
最初にスクリューキャップを採用したオーストラリア産
スクリューキャップのワインを選ぶなら、はずせないのがオーストラリア産のワインです。
コルクの問題を解決する新しい栓としてスクリューキャップ式のワインボトルが開発された1970年代、他の産地が様子見に回る中であえて積極的に導入を進めたのがオーストラリアやニュージーランドの生産者たちでした。
現在では「ブショネなどの問題が起こらないスマートなタイプのボトル」としてポジティブなイメージがしっかりと根付き、生産されるワインの7~8割がスクリューキャップを採用しているといわれています。
そのため、カジュアルなワインだけでなく高品質なワインや有名なブランドなど、他の国ではコルク式のボトルでしか見ないようなタイプも、スクリューキャップ式のボトルで販売されているのです。
コルク式を避けてワインを選びたい方にとって、非常にありがたい産地だといえるでしょう。
- おすすめワイン
- ・サザン・バンダリー・ワインズ ホームクリーク マールボロ ソーヴィニヨン・ブラン(Southern Boundary Wines Home Creek Marlborough Sauvignon Blanc)
- ちょっとリッチなおすすめワイン
- ・マーヴェリック ブリーチェンズ カベルネ・ソーヴィニョン(Maverick B reechens Cabernet Sauvignon)
- ・ブラックシープ スキャリーワッグ シャルドネ(Black Sheep The Scallywag Chardonnay)