ロゼワインの選び方 初心者でもおいしいロゼワインを選ぶためのチェックポイント
記事の目次
自分の好きなタイプのワインを把握する
おいしいロゼワインを選ぶのであれば、まずは自分がどんなタイプのワインをおいしいと思うのかを知らなければなりません。
偶然飲んでみておいしかったロゼワインの名前を覚えていっても、それ以外を選ぶときのヒントにはなりませんが、「色が濃かったか薄かったか」「どこで造られたワインだったか」「どんなブドウ名が書いてあったか(もしくは書いていなかったか)」などの特徴をチェックしていけば、次からは同じ特徴を持つワインを選ぶことで好きなタイプに当たりやすくなります。
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色や産地の情報から飲みやすいタイプのワインを選ぶ
色の濃淡で選ぶ
ロゼワインは、基本的に色の濃淡が味や香りの濃淡と比例関係にあります。
普通のワイン(スティルワイン)のロゼは、皮や種といった固形部分を果汁と一緒にした状態で発酵をスタートし、一緒にしておく時間の長さで濃度を調整します。
固形部分には赤い色素のほか、渋みのもとになるタンニンやその他多数の成分が含まれており、色素と一緒にワインに溶け出します。
そのため、色が濃いロゼワインは味や香りの成分も濃くなるのです。
普段、どちらかというと白ワインを好んで飲むという方は色の薄いタイプを、赤ワインのほうが好きという方は色の濃いタイプを選ぶとよいでしょう。
色の濃いものは風味と一緒に渋みも強くなりますので、ワインの好み自体が不明な場合はまず薄いほうから試し、物足りなかったり酸味がきついと思うようなら徐々に濃いタイプを試すようにすると失敗しにくいはずです。
ロゼワインの濃淡は造り方の違いにも関係しています。
- ロゼワインの造り方について詳しく知りたい方はこちら
- 関連記事:ロゼワインができるまで
- おすすめワイン
- ・トリエンヌ ロゼ(Triennes Rose)
- ちょっとリッチなおすすめワイン
- ・ヴィニョーブル・ベルティエ サンセール ロゼ(Vignobles Berthier Sancerre Rose)
国や地域など産地によって選ぶ
ワイン初心者の方は、暖かい国や産地のロゼワインから試してみてはいかがでしょうか。
ブドウは育った環境の影響を強く受ける植物で、基本的に暖かい地域では果実味豊かな柔らかい味わいに、寒冷な地方ではシンプルで酸味の強い味わいになります。
好みは人によってそれぞれなので一概には言えませんが、一般的には温暖な産地のフレッシュなタイプの方が楽しめる人が多いはずです。
また、フランス南部やアメリカなど、軽くて飲みやすいタイプのロゼが多い地域を選ぶのも良いでしょう。
- ブドウの育つ環境(テロワール)とワインの特性の関係について詳しく知りたい方はこちら
- 関連記事:テロワールって何のこと?
- おすすめワイン
- ・ミニーニ コルテ・ディ・モリ ロザート テッレ・シチリアーネ(Minini Corte dei Mori Terre Siciliane)
- ちょっとリッチなおすすめワイン
- ・ヒノトリ・ロゼ カベルネ・ソーヴィニヨン ナパ・ヴァレー(Hi No Tori Cabernet Sauvignon Rose Napa Valley)
価格帯で選ぶ
最初から高価な銘柄にチャレンジするのではなく、お手頃な価格のワインから試してみましょう。
そもそも、ワインは高ければ高いほどおいしい、というものではありません。
自分の好みが把握できていない、もしくはうまく好みのワインを選べない時にあまり高価なワインを購入すると、高かったのにおいしくない、という自体にもなりかねません。
ただ、あまりに安価なものだと品質も低く、ワインに苦手意識を持ってしまうようなボトルにあたってしまう可能性もあります。
あくまで目安ではありますが、はじめは1000円~1500円くらいのものから試してみてください。
この価格なら大きなはずれは引きにくく、またもし好みからはずれていてもそんなに大きなダメージにはならないはずです。
ある程度好みが把握でき、産地やブドウ品種などから味わいが推測できるようになってきたら、徐々にチャレンジする価格帯を広げていってみると良いでしょう。
- おすすめワイン
- ・デ・ボルトリ DB ファミリーセレクション ロゼ(De Bortoli DB Family Selection Rose)
- ・コノスル ピノ・ノワール ロゼ ヴァラエタル(Cono Sur Pinot Noir Rose Varietal)
- ・マテウス ロゼ(Mateus Rose)
- ・ジェイコブス・クリーク シラーズ・ロゼ(Jacob's Creek Cool Harvest Shiraz Rose)