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コノスルのワイン 名声や歴史でなくただ良いワインを目指すワイナリー

赤ワインが入った2つのグラス
記事の目次

コノスルとは

コノスル(Cono Sur)は、チリ・コルチャグアヴァレーのワイナリー、「ヴィーニャ・コノスル(Vina Cono Sur)」が造るワインブランドです。

設立は1993年とごく最近ですが、瞬く間にチリ全体で第2位の輸出量を誇る世界的なブランドに急成長しました。

メインの価格帯が1000円前後というお手頃さはもちろん、ガチョウを使用した有機農法やブドウ品種に合わせた施設を建設するなど、こだわりを持ったワイン造りが支持されています。

現在は、従来の低価格シリーズだけでなく品質の高い高級なシリーズも造っており、ワインを楽しむ最初の一本から、上級者になってから選ぶ高品質ワインまで、全てコノスルで統一することさえできるラインナップになっています。

「no family trees, no dusty bottles, just quality wine(家系図を持つような伝統もない、埃を被ったヴィンテージボトルもない、あるのは品質の高いワインのみ)」

コノスルより

上記をモットーとし、革新的なワイン造りが続けられています。

コノスルのおすすめポイント

品質に対して価格が安い

コノスルブランドのラインナップは基本的に低価格に抑えられており、品質に比べるとコストパフォーマンスが非常に高くなっています。

もっとも安い「ヴァラエタル(ビシクレタ)」で750~800円、レギュラー商品の中でもっとも高い「20バレル・リミテッド・エディション」でも2500円ほどで購入できます。(ただし近年では、例外的に6000円~15000円クラスの高級商品も造られるようになっています)

どれが自分の好みかわからない、あるいはいろいろと試したい初心者には嬉しい価格帯だといえるでしょう。

こだわりをもって造られる十分な品質

コノスルのコストパフォーマンスがここまで高い評価を受けるようになったのは、安さだけでなく高い品質も併せ持っているからです。

そもそも、単純な値段だけで見れば(特に同じチリ産ワインには)もっと安いものがいくらでもあります。

しかし、同じ価格帯で同様の品質を実現しているワインはそうそうありません。

コノスルでは、化学薬品の使用をできるだけ控え、ガチョウやヒツジ、各種昆虫類などの力を借りた農法を取り入れたり、ピノ・ノワールやシラーのため専用のセラーを建設したりと、新しい手法や設備を積極的に試しています。

常識にとらわれないフットワークの軽さによって、安さと高品質という相反する長所を両立させているのです。

単一ブドウ品種を使ったワイン

コノスルのワインは、基本的にブドウ品種名の記載がある「ヴァラエタルワイン」です。

白ワインは表示されているブドウ100%のものがほとんど、赤ワインはバランスを取るためにいくつかの品種をブレンドしていますが、単一品種が記載されているものは85%以上がその品種になっています。

そのため、同じラインナップの別品種を飲み比べることで、それぞれのブドウ品種ごとの特徴をチェックすることができるのです。

一番種類の多いヴァラエタルでは10種類以上の品種が用意されており、カベルネ・ソーヴィニヨンやシャルドネなどメジャーなブドウ品種はもちろん、カルメネールなどちょっと珍しい品種も。

初心者のうちに自分の中に基準を作るうえで、非常に役立つブランドだと言えるでしょう。

コンビニやスーパーなどでも売っていて手に入りやすい

コノスルは2018年現在、チリで第2位の輸出量を誇ります。

1000円前後というお手頃な価格や一般的にも親しみやすい味わいもあり、ワイン専門店などだけでなく、コンビニやスーパーなどでも販売されています。

さすがに、ちょっと珍しい品種や上位のラインナップまで揃えてあることは稀ですが、デパ地下などではさほど探すことなく発見できるはずです。

思い立ったときにいつでも購入できる気軽さは、特に初心者のうちには心強いポイントだといえます。

コノスルのラインナップ

ヴァラエタル(Varietal)

コノスルのもっとも安い銘柄であり、スタンダードなラインナップです。

ラベルにブランドマークである自転車がかかれており、「ビシクレタ(Bicicleta/自転車)」とも呼ばれます。

単一品種(もしくはわずかにサポート品種とのブレンド)で造られており、それぞれの品種の特徴が強く出ているのが大きなポイント。

まだ品種名と味わいや香りのイメージが一致しない方が、違いを学ぶのに最適です。

2018年現在、11種類が販売されています。

  • カベルネ・ソーヴィニヨン(Cabernet Sauvignon)
  • ピノ・ノワール(Pinot Noir)
  • メルロー(Merlot)
  • カルメネール(Carménère)
  • シラー(Syrah)
  • シャルドネ(Chardonnay)
  • ソーヴィニヨン・ブラン(Sauvignon Blanc)
  • ヴィオニエ(Viognier)
  • リースリング(Riesling)
  • ゲヴュルツトラミネール(Gewürztraminer)
  • ピノ・ノワール ロゼ(Pinot Noir Rose)

スクリューキャップを採用しており、道具の心配なく選べるのも嬉しいですね。価格の目安は700~800円ほどです。

おすすめワイン

レゼルバ・エスペシャル(Reserva Especial)

ブドウ品種ごとに適した地域の畑を選び、熟成にタンクではなく樽を使用するなど、ヴァラエタルよりもこだわった造り方をしているシリーズです。

ヴァラエタルよりも品種ごとの特徴がより際立つ仕上がりになっており、味や香りも洗練されたものになっています。

それにも関わらずヴァラエタルから数百円しかかわらないという価格も魅力のひとつ。

コストパフォーマンス的には、コノスルでも最高のシリーズと評価する声も少なくありません。

2018年現在、9種類が販売されています。

  • カベルネ・ソーヴィニヨン(Cabernet Sauvignon)
  • ピノ・ノワール(Pinot Noir)
  • メルロー(Merlot)
  • カルメネール(Carménère)
  • シラー(Syrah)
  • シャルドネ(Chardonnay)
  • ソーヴィニヨン・ブラン(Sauvignon Blanc)
  • リースリング(Riesling)
  • ゲヴュルツトラミネール(Gewürztraminer)

ヴァラエタルとほとんど同じ品種が使用されているので、品種を合わせて飲み比べてみるのも面白いですよ。

特にシャルドネやピノ・ノワールなど、環境によって大きく異なる個性を持つようになる品種は、その違いをはっきり感じ取れるはずです。価格の目安は1200円前後です。

おすすめワイン

シングルヴィンヤード(Single Vineyard)

ブドウ品種にもっとも適した環境を突き詰めるため、地域や畑はもちろん、畑の区画も指定して造られるこだわりのシリーズです。

地中の地層の構成の違い、わずかな日の当たり方の違いなど、些細な条件の違いが大きく影響するワインの面白さを楽しむことができます。

2018年現在、8品種が造られています。

  • カベルネ・ソーヴィニヨン(Cabernet Sauvignon)
  • ピノ・ノワール(Pinot Noir)
  • メルロー(Merlot)
  • カルメネール(Carménère)
  • シラー(Syrah)
  • シャルドネ(Chardonnay)
  • ソーヴィニヨン・ブラン(Sauvignon Blanc)
  • リースリング(Riesling)

ラベルには区画のナンバーが大きくプリントされています。価格の目安は1700~1900円程度です。

おすすめワイン

20バレル・リミテッド・エディション(20 Barrels Limited Edition)

もっとも優れたブドウを注意深く醸造した、コノスル内でも高級なシリーズです。

収穫量を制限して濃縮された果汁になるよう栽培し、機械を使わず人の手で状態を確認しながら収穫。

絶妙なバランスになるように畑別の原料をブレンドし、とタンクで熟成させます。

価格は「ヴァラエタル」の3倍強である2500円ほどとコノスルにしては高めになっていますが、他の銘柄であれば5000~8000円レベルの品質を堪能することができるため、買って損はありません。

  • カベルネ・ソーヴィニヨン(Cabernet Sauvignon)
  • ピノ・ノワール(Pinot Noir)
  • メルロー(Merlot)
  • シラー(Syrah)
  • シャルドネ(Chardonnay)
  • ソーヴィニヨン・ブラン(Sauvignon Blanc)

2018年現在、6種類が販売されていますが、これまでも数年にひとつずつ増えてきているので、十分な品質のものが造られるようになればさらに品種が追加されていくかもしれません。

おすすめワイン

オーガニック(organic)

化学薬品を一切使用しないなど一定の基準を満たし、ドイツの「BCS認証」を取得した畑のブドウのみを使用したシリーズです。

コノスルはオーガニックシリーズでなくとも減薬農法を行っていますが、完全に使用していないのはいまのところこのシリーズだけ。

病害虫に弱いブドウを無農薬で健康に育てるために、畑にガチョウを放ったり、害虫をブドウのかわりに引き寄せてくれる花を植えていたり、害虫を捕食する無害なクモを利用したりと、自然の仕組みを利用したさまざまな工夫が畑になされています。

2018年現在のラインナップは4種類。

  • カベルネ・ソーヴィニヨン/カルメネール/シラー(Cabernet Sauvignon/Carménère/Syrah)
  • ピノ・ノワール(Pinot Noir)
  • シャルドネ(Chardonnay)
  • ソーヴィニヨン・ブラン(Sauvignon Blanc)

カベルネ・ソーヴィニヨン/カルメネール/シラーは、コノスルブランドで唯一複数の品種をブレンドしたワインとなっています。

ヴァラエタルよりも豊かな香りと柔らかな口当たりは、普段オーガニックにこだわらない人でも驚くこと請け合いです。価格の目安は1100円前後です。

おすすめワイン

スパークリング(Sparkling)

コノスルでは白とロゼのスパークリングワインも造っています。

白はシャルドネ主体でピノ・ノワールを10%程度ブレンド、ロゼはピノ・ノワール100%です。

どちらも機械を使わず手摘みで収穫、シャンパンの造り方に近い「シャルマ方式(二次発酵を瓶ではなくタンクで行う方式)」を採用しています。

1リットルあたりの残留糖分量10g程度と辛口なので、シチュエーションや食事を選ばずいつでも楽しめる気軽なスパークリングワインとなっています。価格の目安は1200~1400円前後です。

おすすめワイン

コセチャ・ノーブレ(Cosecha Noble)

貴腐ブドウと遅摘みブドウを使用した甘口ワインです。

使用している品種はリースリングのみ。

貴腐ブドウのみを使用する「貴腐ワイン」など極甘口ワインに比べると甘さが控えめで、酸味や果実味とのバランスの取れた、すっきりとした飲み口です。ハーフボトルで1000円前後という価格も嬉しいですね。

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