夏におすすめのワイン きりっと辛口白ワインから爽快スパークリングまで
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暑い夏に飲むお酒といえばビールやチューハイなどが挙げられがちで、ワインを飲むイメージは薄いかもしれません。
しかし、実は夏にこそ楽しみたいタイプのワインも少なくないのです。
ここでは、夏でもおいしく飲めるワインや、夏におすすめの飲み方について簡単にご説明していきます。
辛口スパークリングワインで夏を満喫しよう
すっきりとした飲み口と強い炭酸の刺激を持つ辛口スパークリングワインは、まさに夏にぴったりのワインです。
辛口スパークリングとは、糖分の含有量が1リットル当たり17g未満のものを指し、ラベルには「Extra Dry(エクストラドライ)」「Brut(ブリュット)」などの表示があります。
糖分がほとんど含まれていないため、口の中がべたつくことなくさっぱりと飲めるのが特徴で、そのままはもちろん料理とあわせて楽しむ食中酒としても力を発揮します。
カジュアルなタイプはごくごくと喉を潤すように、高品質なタイプは香りも楽しみながらゆっくりと飲むのに向いています。
アウトドアでバーベキューを楽しみながらや、クーラーの効いた部屋で涼しさをかみ締めながらなど、夏を満喫する様々な場面で活躍してくれるワインだといえるでしょう。
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すっきりタイプの白ワインをきりっと冷やして
酸味の強いすっきりタイプの白ワインも、夏の渇きを潤してくれるワインの一種です。
複雑な味わいや香りを楽しめるコクありタイプの白ワインもおいしいのですが、そちらはあまり冷やすとせっかくの特徴が感じ取りにくくなる恐れがあります。
その点、味や香りがシンプルなすっきりタイプであれば、何の心配もなくキンキンに冷やして楽しめるのです。
元の温度にもよりますが、冷蔵庫であれば2~3時間以上、氷を浮かべた水(ワインクーラー)でも1時間以上かけてしっかりと冷やして楽しみましょう。
飲んでいる間に温度が上がらないように使用するワイングラスも冷やしておき、注いだ後は中身の残っているボトルをワインクーラーに戻すようにすればさらに完璧です。
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甘口スパークリングをクラッシュアイスに注ぐ
ちょっと変わった飲み方ですが、甘口のスパークリングワインをたっぷりのクラッシュアイスで満たしたグラスに注ぐ飲み方もおすすめです。
甘口スパークリングワインは、辛口とは逆に1リットル当たり17g以上の糖分を含むスパークリングワインで、ラベルに「Dry(ドライ)」「Seco(セッコ)」「Doux(ドゥー)」などの表示があります。
はっきりとした甘みを感じるものが多く、そのままだとしっかり冷やしても口当たりが重いため、本来は喉の渇きを癒すような飲み方には不向きなカテゴリーです。
しかし、これをクラッシュアイスに注ぐことによって、普通に冷やすよりも温度が下がり、かつ溶けた氷によって適度に薄まって飲みやすくなるのです。
アルコール度数もやや低めになるため、ジュースのようにごくごく飲めるのも魅力の一つといえるでしょう。
ただし、口当たりの良さにだまされて飲み過ぎないようにだけ注意しましょう。
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夏野菜や海の幸とのマリアージュを楽しめるワイン
夏は多くの野菜や海の幸が楽しめる季節なので、これと相性の良いワインも夏向きのワインと言えるでしょう。
夏野菜は味が濃くて水分量が多いため、グリルしたりさっと炒めて水分を飛ばしてやることでワインとも合いやすくなります。
塩コショウで簡単に味付けするのであれば酸味のしっかりした白ワインや軽めの赤ワイン、バーベーキューソースなど濃いめの味付けにするのであれば同じように濃い味わいの赤ワインや辛口のスパークリングワインがおすすめ。
甘口スパークリングワインやタンニンがしっかり効いた渋めの赤ワインは、料理のタイプによっては合わないかもしれません。
グリルしたり煮込んだ魚介類なら、白ワイン全般やカジュアルな赤ワインとの組み合わせが最高です。
生の魚介はワインと合わせにくいように感じるかもしれませんが、酸味が強いすっきり系の白ワイン、もしくはミネラル豊富なタイプの白ワインと一緒に楽しむことができます。
前者はフランス北部やドイツなど寒冷な気候の産地のもの、後者は海に近い産地のものに多くなっています。
夏のバカンスワインといえば「ロゼ」
日本では馴染みが薄いかもしれませんが、夏のバカンス中に飲むワインといえば、ロゼワインははずせません。
途中まで赤ワインと同じように造られ、色や風味が少し移ったところで白ワインの造り方に切り替えるロゼワインは、すっきりとしつつも適度な味わいを楽しめるタイプのワインです。
全体的にお手頃な価格の銘柄が多いので、海や山で遊ぶ合間の休憩中、もしくは暑い日差しに照らされる景色を眺めながら日陰でのんびりと楽しむのに最適なワインだといえるでしょう。
今年の夏はピンク色の美しいロゼワインを傾けながら、バカンス気分を味わってみてはいかがでしょうか。
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