ワインの種類

赤ワインの選び方 初心者でもおいしい赤ワインを選ぶためのチェックポイント

たくさんのワインボトル
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自分がどんな赤ワインを好きなのか把握する

おいしい赤ワインを選ぶには、まず「自分はどんな赤ワインをおいしいと思うのか」を把握しなければいけません。赤ワインは味や香りが複雑で方向性や種類が無数にあるため、どんなタイプを選べばよいのか迷ってしまうことも多いのではないでしょうか。

しかし、いくつかの特徴ごとに自分の好みを把握し、それを組み合わせることで選択肢を大きく絞り込むことができます。

例えば、「ブドウ品種」「単一品種か複数品種か」「ボディタイプ」「早飲みタイプと長期熟成タイプ」などのカテゴリーについてそれぞれどんなタイプが好みかをチェックしていけば、次に選ぶ際には同じタイプのものを探すだけでよくなります。

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産地などの情報から初心者向けのタイプを選ぶ

まだワインを飲み始めたばかりで自分の好みを把握できていないときでも、できればおいしいワインを飲みたいですよね。そんな時は、一般的に初心者にも楽しみやすいタイプの銘柄から選んでみるといいでしょう。

好みは人それぞれなので、他の人にはおいしく感じても自分の好みからははずれる、という可能性もないわけではありません。

しかし、完全にあてずっぽうで選ぶよりは、おいしいワインに当たる可能性がかなり高くなるはずですよ。

ワインが生産された国や地域で選ぶ

赤ワイン初心者の方は、まずは暖かい国や地域のワインから試してみましょう。ワインは造られた国によって特徴が大きく変わるお酒です。ワインの原料となるブドウは育った環境を反映しやすい果物で、暖かい土地で太陽をたくさん浴びると甘く濃い味わいになり、寒冷な土地や日照の少ない地域では酸味が強く繊細な味わいになります。

味の好みは人によってそれぞれですが、たっぷりとした果実味を感じられる暖かい地域のもののほうが、渋みや酸味が強いものよりもおいしく感じる可能性が高いはずです。具体的なおすすめとしては、イタリア、チリ、アメリカ(カリフォルニア)など。

飲んでみて「濃すぎる」「もっと酸味が強いもののほうが好き」「もっとすっきりしたタイプを飲みたい」となったら、次はもう少し寒冷な地域のものを探してみましょう。

原料となっているブドウ品種で選ぶ

単一のブドウ品種を使用した赤ワインは、そのブドウの特徴を強く反映した味わいになっています。飲んだことのないワインであっても、ブドウを見ればある程度どんなワインかを推測できるのです。

  • 渋みが強い、赤ワインらしい濃厚さや複雑さを持ったワインならカベルネ・ソーヴィニヨン
  • 花束や花畑に例えられる華やかでロマンチックな香り、フレッシュな味わいのワインならピノ・ノワール
  • 柔らかな口当たりで、包み込むような優しい旨みや果物らしい甘味が欲しければメルロー

といった具合に、自分の好みに沿った特徴のブドウ品種のワインを選んでみましょう。ただ、同じ品種でも生産地によって異なる性質になっているものも。慣れてきたら国や生産地別の特徴と組み合わせて判断すると、さらに精度が上がりますよ。

ボディタイプで選ぶ

赤ワインは含まれる成分の種類が多く、厳密にタイプを分けようとすると膨大な数になってしまいます。そのため、大ざっぱな分類としては味や香りではなく、飲み応えを示す「ボディ」という表現を使います。

これはそのワインを飲んだときに、どっしりと重く感じるかすっきりと軽く感じるかという印象を示すもので、重いほうから「フルボディ」「ミディアムボディ」「ライトボディ」の3つに分類されます。

あくまで印象を指標としたものなので明確な数値などの基準はなく、人によってはもちろん、場合によっては体調や一緒に食べる料理などによっても左右されてしまう曖昧な表現ではありますが、膨大な数のワインから候補をざっくりと絞り込むのには非常に役立ちます。

初心者の方は、まずはミディアムボディの中から選び物足りなければ次はフルボディのワインを、濃すぎる・重すぎると思ったら次はライトボディのワインを選ぶ、というようにすると良いでしょう。

価格帯で選ぶ

ワインは嗜好品であり、高ければおいしいというわけではありません。高級なワインの中には、味や香りが複雑だったりおいしさを引き出すのに知識やテクニックが必要になってくるものもあり、初心者にはむしろあまりおすすめできない、というケースも少なくありません。

しかし、あまりに安価なワインからスタートすると、次にワインを飲むときに躊躇してしまうような低い品質のものにあたる可能性も高くなります。あくまでひとつの目安ですが、最初はヨーロッパのワインなら2000円前後、それ以外の国なら1000円前後のボトルを選んでみましょう。

この価格帯であれば大きなはずれは引きづらく、もし失敗してしまってもまた次にチャレンジしやすいはずです。ある程度経験を積んだら、高いワイン・安いワインの選び方や楽しみ方もわかってくるはずなので、それから少しずつ購入する価格帯を広げていくと良いでしょう。

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